歯科
歯の移植
インプラント
小児歯科
審美歯科
レーザー治療
ティースバンク
マウスピース
ご案内
トップページ
札幌市中央区南16条西9丁目2-21
TEL 011-521-2488
月・水・金 9:00~19:00
火・木 9:00~17:30
昼休み 13:00~14:00
休診日 土・日・祝日
ご案内


原因は色々ですが、何らかの方法で失った歯を補う必要があります。当院では選択基準を以下のように考え進めています。

第1選択:歯の移植
再生医療です。歯の移植は術後2~3ヶ月で安定し自分の歯として噛む事が出来ます。適応するドナー歯(移植用の歯)が必要ですが、智歯(親知らず)や埋伏歯がドナー歯として、多く使われます。この治療法は健康保険も適応になります。


第2選択:インプラント
前歯から臼歯まで適応でき、審美も回復できます。また入れ歯の安定に支えとしても使えます。成長期の18歳までは使えません。健康保険の適応はありません。

第3選択:義歯
取り外しの入れ歯です。歯と歯ぐきに負担を掛けますが、歯を削らなくても作ることができます。噛む能力は20~30%ぐらいに落ちます。健康保険が適応になります。

第4選択:ブリッジ
健康な両隣の歯を削り、土台の歯として橋を渡す方法です。削った歯は元には戻りませんが、義歯よりは使いやすく噛む能力も大きく回復できます。健康保険が適応になります。

一人一人口腔内の状況は違いますので、個々の状況に合わせ選択をします。


14歳で右下第1大臼歯が虫歯により抜歯を余儀無くされ、その結果欠損が生じました。この欠損部を補う方法としては両側の歯を小さく削り金属を被せ橋を渡すブリッジ、もしくは両側の歯にバネを掛ける取り外しの義歯、いわゆる入れ歯があります。
また、インプラントは顎骨の成長に影響が出る為、18歳以下は適用となりません。

若年者ではドナー歯があれば歯の移植が最も良い選択になります。右下の智歯(親知らず歯、第3大臼歯)は形体が似ているが根の成長が時期尚早の為右上の智歯をドナー歯として右下第1大臼歯部に移植を行い12年経過しています。




左のレントゲン写真は73歳時に小臼歯の差し歯が歯根まで破折したため、余儀無く抜歯し、その後智歯(親知らず、第3大臼歯)を移植した10年後の状態です。

歯根膜は骨の再生能力があり、移植歯周囲の骨も安定しています。

高齢者でもドナー歯となりうる歯の歯根膜が健康であれば、2~3ヶ月ほどで既存の歯と何ら変わることなく咀嚼することが出来ようになります。

智歯はむやみに抜き捨てるべきではないと考えます。なぜならこの様に、幾つになってもドナー歯として使えるからです。また歯ブラシが届きにくいため虫歯に成りやすいので十分なケアは必要です。将来、歯の喪失と言う不安がある場合はティースバンクを利用することも出来ます。



智歯が原因で第2大臼歯が歯冠崩壊(虫歯)を来たしたケースです。
しかしこの智歯をドナー歯として移植しました。



第1.第2大臼歯の根に2歯にまたがる膿の袋が出来ています。根管からの治療では治りにくい為、抜歯し右下の智歯及び左上の智歯をドナー歯として移植したケースです。

約3ヵ月で移植歯の周囲の骨も回復し咀嚼機能しています。

 

第2大臼歯が智歯の影響で歯ぐきが腫れ抜歯を余儀なくされましたが、智歯をドナー歯として移植し欠損部にはインプラントを行ったケースです。

抜歯された部にインプラントを行うには骨の回復を待ち、6ヶ月以上はかかります。また智歯を抜歯廃棄することになります。しかし歯の移植は歯根膜による骨の再生能力がありますので抜歯後すぐに移植が可能です。欠損している第1大臼歯部は骨巾が狭いためインプラントが最も良い選択です。 歯の移植とインプラントの利点を最大限に引き出したケースです。歯の移植は保険診療対応ですし、 3ヶ月で食事が可能になりました。

 

抜歯直後は骨穴が大きく骨再生能力がないインプラントには不利ですので骨がある程度回復してからの手術になります。しかし歯の移植は、ドナー歯の歯根膜に骨再生能力があり、穴が大きくてもすぐに移植が可能です。およそ2~3ヶ月で咬合回復することが出来ます。

若年者(18歳未満)は成長期にあるため骨成長を妨げるインプラントは禁忌です。しかし根未完成歯の智歯は、活性があり最も良いドナー歯となります。

歯の移植は歯根膜が再生されますので、噛む力等の感覚機能が回復し自分の歯となります。しかしインプラントには歯根膜がありません。しかし10~12ヶ月ごろには周囲の組織で感覚が回復すると報告されています。

移植歯は、骨との癒着が無ければ移動は可能ですがインプラントは移動しません。このことを利用して矯正時のアンカーとして利用することもあります。

ドナー歯がいつもあるとは限りません。でもインプラントはいつでもあります。しかし将来の為に歯の冷凍保存(ティースバンク)が可能になりました。抜歯したドナー歯は広島大学病院矯正歯科へ搬送依頼します。

骨幅が少ない所や審美領域(小臼歯から小臼歯の前歯)では、インプラントが有利です。


歯の移植が可能であれば、まずはインプラントより先に歯の移植を行うべきと考えます。
しかしメンテナンス如何によっては虫歯にも歯周病にもなる可能性もあります。また根の吸収が起こる可能性もあります。移植歯がだめになったときはインプラントに移行できます。また、インプラントも歯周病になる可能性はあります。いずれにしてもメンテナンスはとても大事です。

移植歯は正しく自分の歯であります。

インプラントは、義歯、ブリッジに比べ天然歯に近い使用感があります。

智歯、埋伏歯をドナー歯とした場合は、ほとんどが健康保険適応となります。しかしインプラントは、保険適応外となります。